まず最初に:環境構築は済んでいますか?
開発トラックは お好みの言語環境 + 各 AI 開発ツール の導入が必要です。 2026-04 から 5 言語対応 (Java / C# / VB.NET / Python / TypeScript) に拡張しました。あなたの現場で使っている言語を選んでください。 事務トラックはブラウザだけで動きますが、アカウント準備が必要な場合があります。 環境構築の詳細手順・OS別注意点・トラブルシューティングは セットアップガイドの「9. ハンズオン実習用の開発環境構築」 にまとめてあります。
ハンズオンの概要
2つのトラックから、あなたの役割に合ったコースを選んでください。どちらも15分で完了します。
トラックを選ぶ
ブラウザだけでOK。事務職・マネージャー・営業の方に。
Java / C# / VB.NET / Python / TypeScript から選択可。
ハンズオン素材のダウンロード
handson_samples/ フォルダに事務トラック用・開発トラック用の素材を格納しています。
開発トラックは以下から自分の現場で使う言語を選んでください:
- ☕ Java:
handson_samples/dev_track/src/main/java/com/example/todo/(Spring Boot 系) - 💠 C#:
handson_samples/dev_track/csharp_track/src/TodoApi/(ASP.NET Core 系) - 🟦 VB.NET:
handson_samples/dev_track/vb_track/src/TodoApi/(.NET 8+) - 🐍 Python:
handson_samples/dev_track/python_track/src/todo_api/(Flask / FastAPI) - 🔷 TypeScript:
handson_samples/dev_track/typescript_track/src/(Node.js / Express)
completeTask メソッドと PATCH /todos/:id/complete エンドポイントの追加) を扱います。
事務トラック: 共通シナリオ
雑な会議メモから、整形された議事録 → アクションアイテム一覧 → 週報 を自動生成します。
サンプル会議メモ(これを使います)
事務トラック: Copilot Chat で体験15分
github.com/copilot にアクセスするだけで使えます(GitHub無料アカウントでOK)。
議事録の整形(5分)
メモを貼り付けて「正式な議事録に整形してください」と指示。日時・出席者・議題・決定事項・アクションアイテムが自動で分類されます。
アクションアイテム抽出(5分)
「担当者・期限・タスクの表を作ってください」と指示。さらに「これをメールで送る文面も作って」と追加依頼。
週報への展開(5分)
「今週の成果・来週の予定・課題の3セクションで週報にしてください」と指示。毎週の週報作成が1分に。
事務トラック: Claude で体験15分
claude.ai にアクセスするだけ(無料プランでOK)。日本語の丁寧さが特に優秀です。
議事録の整形(5分)
同じメモから、敬語レベルを「社内向け」「顧客向け」で使い分け。Claudeは日本語の文体調整が得意。
アクションアイテム + 英語翻訳(5分)
アクションアイテム抽出に加えて「海外拠点向けに英語版も作って」と依頼。多言語対応の威力を体験。
週報 + リスク分析(5分)
週報生成に加えて「この会議内容からリスクや懸念点を洗い出してください」と追加。深い分析力を体験。
事務トラック: Amazon Q で体験15分
VS CodeのAmazon Q Chat拡張で体験。管理部門配布のライセンスを使えば業務データも安全に扱えます。
議事録の整形(5分)
VS CodeのAmazon Q Chatパネルで議事録整形。コードを書くツールだが、文書整形も得意。
アクションアイテム + フォーマル文書化(5分)
アクションアイテム表を生成し、「顧客向けにフォーマルに書き直して」と追加指示。
週報への展開(5分)
週報生成。Amazon Qはセキュリティスキャン機能もあるため、技術文書のチェックにも展開可能。
claude --version が通る状態にしておいてください。
共通シナリオ: Todo APIへの機能追加
既存のTodo APIに、タスクを「完了」にする機能を追加します。**Java / C# / VB.NET / Python / TypeScript** から好きな言語を選んでください。以下のファイル構成は Java 版を例に示していますが、他言語も同じ 4 ファイル構造です。
追加する機能
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| エンドポイント | PATCH /todos/{id}/complete |
| 処理 | 指定IDのTodoを完了状態にする |
| エラー処理 | ID未存在の場合は404エラー |
| テスト | 正常系+異常系のユニットテスト |
初期ファイル構成
GitHub Copilot で体験15分
IDE内の3つのモード(インライン補完 → Chat → Agent)を順に体験します。
インライン補完(5分)
TodoService.java にコメントを書くだけで、AIがコードを提案。Tabで確定、Escで拒否。コメントの書き方で提案が変わることを体験します。
Chat モード(5分)
#file:TodoService.java を参照しながら、例外処理の追加とテストコード生成をChat形式で依頼。対話的なコード改善を体験します。
Agent モード(5分)
@workspace でプロジェクト全体を参照し、「エンドポイントを追加して」と指示。Agent が複数ファイルを自動編集する威力を体験します。
tools/copilot/handson_guide.md に収録しています。mdファイルをダウンロード 実際のコード例、操作画面の説明、つまずきやすいポイントまで解説しています。
Claude Code で体験15分
3つの利用形態(CLI → ターミナル統合 → IDE Chat)を順に体験します。
CLI(コマンドライン)(5分)
ターミナルで claude を起動。プロジェクト全体を自動分析し、completeTaskメソッドを生成。プロジェクト全体を理解した上での実装を体験します。
ターミナル統合(VS Code内)(5分)
VS Codeのターミナルから claude を使い、テスト生成→テスト実行→Gitコミットまでを自律的に実行。エディタで変更をリアルタイム確認しながら作業します。
IDE Chat(VS Code拡張)(5分)
VS Code サイドバーのチャットパネルでエンドポイント追加を依頼。さらにコードレビューを実行し、セキュリティ・エラーハンドリング・テストカバレッジを自動チェックします。
tools/claude_code/handson_guide.md に収録。mdファイルをダウンロード CLAUDE.mdの作り方、権限モードの選び方、コスト目安まで解説しています。
Amazon Q Developer で体験15分
3つの機能(補完+Chat → /dev → セキュリティスキャン)を順に体験します。
インライン補完 + Chat(5分)
IDE内でcompleteTaskメソッドを補完で追加し、Chatでテストを生成。Copilotと似た操作感で、AWS環境に特化した提案が出ることを確認します。
/dev コマンド(5分)
タスク記述「Controllerにエンドポイントを追加」でマルチファイル自動生成。/devの特徴と、タスク記述のコツを体験します。
セキュリティスキャン(5分)
今回書いたコードに対してセキュリティスキャンを実行。脆弱性の検出結果を読み、修正方法を学びます。他の2ツールにはない独自の強みです。
3ツール比較: 同じタスクでこう違う
| 観点 | GitHub Copilot | Claude Code | Amazon Q |
|---|---|---|---|
| 操作感 | IDE内で完結。直感的 | CLI中心。パワフル | IDE内完結。Copilot似 |
| 最初の一歩 | Tab押すだけ | claude と打つ | Tab押すだけ |
| 補完の速さ | 最速 | なし(対話型) | 速い |
| 自律実行力 | Agentモードで中程度 | CLI/ターミナルで最強 | /devで中程度 |
| テスト→コミット | 手動 | 自律実行可能 | 手動 |
| セキュリティ | ライセンスフィルタ | レビューで検出 | 専用スキャン(最強) |
| 学習コスト | 低い | 中(CLI慣れ必要) | 低い |
| 日本語 | 実用的 | 非常に優秀 | 実用的 |
| この体験で感じること | 「速い!」 | 「賢い!深い!」 | 「安全!」 |
次のステップ
ハンズオンを終えたら、以下の順序で深掘りすることを推奨します。
- 設定ファイルを整備する — 各ツールの config_template.md を参照し、自分のプロジェクト用の設定ファイル(CLAUDE.md / copilot-instructions.md / .amazonq/)を作成。CLAUDE.md の最低限の雛形は セットアップガイド § 9.5.1 Step 4 を参照
- プロンプト設計を学ぶ — 各ツールの prompt_optimization.md で、効果的なプロンプトの書き方を習得
- 実際のプロジェクトで使う — まずは小さなタスク(バグ修正、テスト追加)から始めて、徐々に範囲を広げる
- チームに展開する — tool_selection_guide.md と cost_licensing_guide.md でチーム導入を計画
- 環境周りで詰まったら — セットアップガイド § 9.7 トラブルシューティング FAQ を参照(Copilot / Claude Code / Amazon Q / Maven / プロキシ)