01 — ハンズオン (Hands-on Tutorial)

15分で体験する
AI活用ハンズオン

「開発トラック」と「事務トラック」の2コースを用意。
エンジニアも、事務職も、マネージャーも、15分でAIの威力を体験できます。

プログラミング不要の事務コースあり ステップバイステップ 3ツール比較体験 所要時間: 各15分 環境構築ガイド別ページあり

まず最初に:環境構築は済んでいますか?

開発トラックは お好みの言語環境 + 各 AI 開発ツール の導入が必要です。 2026-04 から 5 言語対応 (Java / C# / VB.NET / Python / TypeScript) に拡張しました。あなたの現場で使っている言語を選んでください。 事務トラックはブラウザだけで動きますが、アカウント準備が必要な場合があります。 環境構築の詳細手順・OS別注意点・トラブルシューティングは セットアップガイドの「9. ハンズオン実習用の開発環境構築」 にまとめてあります。

所要時間の目安: 環境構築済みなら 15 分 × 3 ツール。 未構築なら +60 分(初心者目安)。セットアップガイドの 9.6 環境構築完了チェックリスト で準備OKか確認してからハンズオンを開始してください。

ハンズオンの概要

2つのトラックから、あなたの役割に合ったコースを選んでください。どちらも15分で完了します。

トラックを選ぶ

ハンズオン素材のダウンロード

事務トラック素材
会議メモのサンプルテキスト(コピペで使えます)
ダウンロード
開発トラック素材 (5 言語対応)
Todo API サンプルプロジェクト — Java / C# / VB.NET / Python / TypeScript の 5 言語、全て同じ課題構造 (各言語 4 ファイル + README)
フォルダを開く
素材の場所: handson_samples/ フォルダに事務トラック用・開発トラック用の素材を格納しています。 開発トラックは以下から自分の現場で使う言語を選んでください:
  • Java: handson_samples/dev_track/src/main/java/com/example/todo/ (Spring Boot 系)
  • 💠 C#: handson_samples/dev_track/csharp_track/src/TodoApi/ (ASP.NET Core 系)
  • 🟦 VB.NET: handson_samples/dev_track/vb_track/src/TodoApi/ (.NET 8+)
  • 🐍 Python: handson_samples/dev_track/python_track/src/todo_api/ (Flask / FastAPI)
  • 🔷 TypeScript: handson_samples/dev_track/typescript_track/src/ (Node.js / Express)
5 言語とも **全く同じ課題** (completeTask メソッドと PATCH /todos/:id/complete エンドポイントの追加) を扱います。
事務トラック — プログラミング不要

事務トラック: 共通シナリオ

雑な会議メモから、整形された議事録 → アクションアイテム一覧 → 週報 を自動生成します。

必要なもの: ブラウザだけ。プログラミング経験は一切不要です。

サンプル会議メモ(これを使います)

会議メモ(雑な走り書き)
4/4 定例会議メモ 出席: 田中、佐藤、鈴木、山田(欠席: 高橋) - 新システム進捗 → 田中さん設計終わり、来週から実装 - DBテーブル定義は山田さんレビュー待ち - 予算 → 佐藤さんが見積もり出す、金曜まで - 前回より10%オーバーしてるので調整必要 - テスト環境 → 鈴木さんがサーバー手配、4/10目標 - 本番環境と同じ構成にする - 顧客への中間報告 → 来週水曜に佐藤さんが資料作成 - 次回4/11 10時 同じ会議室
ポイント: この雑なメモをAIに渡すだけで、30分かかる議事録整形が1分で終わります。3つのツールで試して、使いやすいものを見つけてください。

事務トラック: Copilot Chat で体験15分

github.com/copilot にアクセスするだけで使えます(GitHub無料アカウントでOK)。

1

議事録の整形(5分)

メモを貼り付けて「正式な議事録に整形してください」と指示。日時・出席者・議題・決定事項・アクションアイテムが自動で分類されます。

2

アクションアイテム抽出(5分)

「担当者・期限・タスクの表を作ってください」と指示。さらに「これをメールで送る文面も作って」と追加依頼。

3

週報への展開(5分)

「今週の成果・来週の予定・課題の3セクションで週報にしてください」と指示。毎週の週報作成が1分に。

詳細手順: コピペで使えるプロンプト付きの完全版は tools/copilot/handson_office.md に収録。
mdファイルをダウンロード

事務トラック: Claude で体験15分

claude.ai にアクセスするだけ(無料プランでOK)。日本語の丁寧さが特に優秀です。

1

議事録の整形(5分)

同じメモから、敬語レベルを「社内向け」「顧客向け」で使い分け。Claudeは日本語の文体調整が得意。

2

アクションアイテム + 英語翻訳(5分)

アクションアイテム抽出に加えて「海外拠点向けに英語版も作って」と依頼。多言語対応の威力を体験。

3

週報 + リスク分析(5分)

週報生成に加えて「この会議内容からリスクや懸念点を洗い出してください」と追加。深い分析力を体験。

詳細手順: 完全版は tools/claude_code/handson_office.md に収録。
mdファイルをダウンロード

事務トラック: Amazon Q で体験15分

VS CodeのAmazon Q Chat拡張で体験。管理部門配布のライセンスを使えば業務データも安全に扱えます。

ライセンスの安全な使い方: 社内IT管理部門から配布されたIAM Identity Center経由のPro Tierライセンスを使用してください。管理部門配布のライセンスはデータの取り扱いが社内ポリシーに準拠しており、安全です。
1

議事録の整形(5分)

VS CodeのAmazon Q Chatパネルで議事録整形。コードを書くツールだが、文書整形も得意。

2

アクションアイテム + フォーマル文書化(5分)

アクションアイテム表を生成し、「顧客向けにフォーマルに書き直して」と追加指示。

3

週報への展開(5分)

週報生成。Amazon Qはセキュリティスキャン機能もあるため、技術文書のチェックにも展開可能。

詳細手順: 完全版は tools/amazon_q/handson_office.md に収録。
mdファイルをダウンロード
開発トラック — エンジニア向け
開発トラックの前提: お好みの言語環境 (Java 17 / .NET 8+ / Python 3.11+ / Node.js 20+) + 各 AI ツール(Copilot / Claude Code / Amazon Q / Cursor / Gemini Code Assist のいずれか)が必要です。 環境未構築の方は セットアップガイド § 9 を先に完了してください。 特に Claude Code は § 9.5.1 の導入手順 を参照し、 claude --version が通る状態にしておいてください。

共通シナリオ: Todo APIへの機能追加

既存のTodo APIに、タスクを「完了」にする機能を追加します。**Java / C# / VB.NET / Python / TypeScript** から好きな言語を選んでください。以下のファイル構成は Java 版を例に示していますが、他言語も同じ 4 ファイル構造です。

追加する機能

項目内容
エンドポイントPATCH /todos/{id}/complete
処理指定IDのTodoを完了状態にする
エラー処理ID未存在の場合は404エラー
テスト正常系+異常系のユニットテスト

初期ファイル構成

src/main/java/com/example/todo/ ├── Todo.java // エンティティ(id, title, completed) ├── TodoRepository.java // JpaRepository ├── TodoService.java // 業務ロジック(create, findAll, findById) └── TodoController.java // REST API(POST, GET /todos)
ポイント: 3つのハンズオンは独立しています。1つだけ試しても、3つ全て試しても構いません。 興味のあるツールから始めてください。

GitHub Copilot で体験15分

IDE内の3つのモード(インライン補完 → Chat → Agent)を順に体験します。

1

インライン補完(5分)

TodoService.java にコメントを書くだけで、AIがコードを提案。Tabで確定、Escで拒否。コメントの書き方で提案が変わることを体験します。

2

Chat モード(5分)

#file:TodoService.java を参照しながら、例外処理の追加とテストコード生成をChat形式で依頼。対話的なコード改善を体験します。

3

Agent モード(5分)

@workspace でプロジェクト全体を参照し、「エンドポイントを追加して」と指示。Agent が複数ファイルを自動編集する威力を体験します。

詳細手順: ステップバイステップの完全版は tools/copilot/handson_guide.md に収録しています。
mdファイルをダウンロード 実際のコード例、操作画面の説明、つまずきやすいポイントまで解説しています。

Claude Code で体験15分

3つの利用形態(CLI → ターミナル統合 → IDE Chat)を順に体験します。

1

CLI(コマンドライン)(5分)

ターミナルで claude を起動。プロジェクト全体を自動分析し、completeTaskメソッドを生成。プロジェクト全体を理解した上での実装を体験します。

2

ターミナル統合(VS Code内)(5分)

VS Codeのターミナルから claude を使い、テスト生成→テスト実行→Gitコミットまでを自律的に実行。エディタで変更をリアルタイム確認しながら作業します。

3

IDE Chat(VS Code拡張)(5分)

VS Code サイドバーのチャットパネルでエンドポイント追加を依頼。さらにコードレビューを実行し、セキュリティ・エラーハンドリング・テストカバレッジを自動チェックします。

詳細手順: 完全版は tools/claude_code/handson_guide.md に収録。
mdファイルをダウンロード CLAUDE.mdの作り方、権限モードの選び方、コスト目安まで解説しています。

Amazon Q Developer で体験15分

3つの機能(補完+Chat → /dev → セキュリティスキャン)を順に体験します。

1

インライン補完 + Chat(5分)

IDE内でcompleteTaskメソッドを補完で追加し、Chatでテストを生成。Copilotと似た操作感で、AWS環境に特化した提案が出ることを確認します。

2

/dev コマンド(5分)

タスク記述「Controllerにエンドポイントを追加」でマルチファイル自動生成。/devの特徴と、タスク記述のコツを体験します。

3

セキュリティスキャン(5分)

今回書いたコードに対してセキュリティスキャンを実行。脆弱性の検出結果を読み、修正方法を学びます。他の2ツールにはない独自の強みです。

詳細手順: 完全版は tools/amazon_q/handson_guide.md に収録。
mdファイルをダウンロード AWS Builder IDの取得方法、無料枠の使い方まで解説しています。

3ツール比較: 同じタスクでこう違う

観点GitHub CopilotClaude CodeAmazon Q
操作感IDE内で完結。直感的CLI中心。パワフルIDE内完結。Copilot似
最初の一歩Tab押すだけclaude と打つTab押すだけ
補完の速さ最速なし(対話型)速い
自律実行力Agentモードで中程度CLI/ターミナルで最強/devで中程度
テスト→コミット手動自律実行可能手動
セキュリティライセンスフィルタレビューで検出専用スキャン(最強)
学習コスト低い中(CLI慣れ必要)低い
日本語実用的非常に優秀実用的
この体験で感じること「速い!」「賢い!深い!」「安全!」
結論: 3ツールは競合ではなく補完関係です。 日常コーディングはCopilot、設計・レビュー・複雑タスクはClaude Code、セキュリティはAmazon Q。 詳しくは 複数ツール併用ガイド を参照してください。